絆とは〔肝心なこと〕

 ワシントンポスト紙に、日本の各自治体が「がれき」の受け入れを拒否している問題に触れ、「日本の絆は色あせた」と論評しているという記事が載ったそうだ。〔3/15、読売〕
最近になって、やっと受け入れを表明する自治体が、チラホラ出てきたようだが、まだまだ少数だ。 未だ、殆どの自治体が住民の理解を得られないとして、受け入れを拒んでいる。
受け入れを拒んでいる住民の最大の理由は、放射性物質が子供への影響を懸念しているとのことである。 であるならば、東北で暮らす子供たちは一体どうなるのかということに思いが至らないのか不思議である。 
家族が一瞬で亡くなる、住む家がない、仕事も目処がつかない、これらすべての生きがいを一挙に失うこととは、どうゆうことなのか想像するのは極めて困難である。我々は、これらの地域とはるか遠くに住んでいるから、惨禍にあった人たちの悲しみや、怒りを十分に想像できないからこそ、公的義務として何をなすべきかを考えなくてはならないと思う。
今月に入って「つちうら社協だより」 NO134号が各家庭に届けられた。 紙面のトップに災害ボランテア活動として、土浦市民40人が参加して宮城県東松島市で、降雪のなか清掃や片付け等、ボランテア活動を行ったと写真入りで掲載されている。 参加された方々には、寒い中、本当にご苦労様だったと、市民の一人として心から感謝を申し上げると共に誇りに思う。 ただ、どうしたものかなと気になるのが、集積したゴミ袋に土浦市と大書されているが、あのゴミ袋の処理はどうなったのかな?
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まさか「がれき」処理で困っている現地に、置いてきはしまいとは思うが気になる。

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 水田があぶない