衆議院議員選挙に思う事
二月八日の衆議院選挙に向けて選挙運動が活発であるが、候補者一覧を眺めて思うのだが、政治家の質が明らかに低下しているような印象を受ける。半年前まで国政など考えたこともないような素人が続々と登場している一方で、国政に参加したいという志を持つ優秀な人材は、全国にいくらでもいると思うが、カネもコネも地盤も持たないが故に諦めているようだ。
従って大半の政治家は、中には素晴らしい人もいると思うが相も変らぬ世襲議員、スポ-ツやテレビで顔の売れた人、などという事になっている。世襲議員と言うのは、遺伝という事もあって、優れた政治力の資質を持っている人もいるかしれないが、一世のように自力で這い上がってきた人の、野性的と言うべきバイタリテイに欠けているきらいがある。
国会での質問を聞いても、特に野党の議員に多いが、答弁者の言葉尻をとらえての揚げ足取りとか、失言を引き出そうとしていることが目立つ。選挙での主張も、消費税の廃止、教育費や給食費の無償化、社会保険税の引き下げ等々で、財源を示さない無責任なものが多い。しかも最も重要である国民の生命財産を断じて守ると主張する候補者は極めてまれである。国の安全と国民の生命財産が守られて初めて、国民の暮らしがあるのである。基本は、外交と国防であろうと思う。
期待を持てそうもない政治家が「政治主導」などと言って無意味な迷走をやられても困るので、門地貧富を問わず選抜されたトップエリートたる官僚の知識、経験、見識をもっと生かす政策が必要ではないのかと思う。優秀者にありがちな傲慢や、省益優先などに十分な注意を払いながら、官僚を働かせる。官僚とは高級を与え、エリートとしての矜持を持たせ、国家国民のために命がけで献身してもらう。その方が国家のためにはるかに良いのではと思っている。
