石破自民党の惨敗
参院選の結果は、石破自民党の惨敗で終わった。最初から国家観や歴史観が感じられない人物だったし、総裁選への立候補に必要な20人の推薦人を集めることに苦労していた不人気な人物が、総裁になった時から懸念していた事が現実になった。3月初めに、自らが新人議員に配った商品券問題をおこし、日本の財政状況を「ギリシャより悪い」と国際的に影響を与えるような大失言をしたり、米国との関税問題では、「国益をかけた戦い」と勇ましいことを言いながら、自らは腰が引けて、トランプ大統領と真正面から戦おうとはせずに、赤沢担当大臣をアポなしで派遣するばかりだった。挙句、陰で「舐められて溜まるか」と粋がったりで、全く役立たずの首相である。
しかも、参院選惨敗を受けて開いた自民党両院議員懇談会で続投に意欲を示したという。これは2度の国政選挙での自民党惨敗と言う結果を認めないことを意味し、民主主義の否定だと言わざるを得ない。当然の事だが、最近の石破首相の表情は、目が血走り、額の血管が浮き出て、暗く醜い。
福沢諭吉の「学問のすすめ」の中で「顔面容貌の活発、愉快なる人の徳義の一か条にして、人間交際において最も大切なものなり」。つまり、見た感じが活発で愉快であることは、人前に出ていく上で、最低減備えておくべき道徳の一種だという事。顔面容貌が限りなく暗い石破首相は、一日も早く退陣することが日本の国益に寄与する事だと思っている。