視点
最近、人間が熊に襲われる事件が、続出している。 また、畑に猿や鹿や猪が出て、農作物が被害にあっているという現象も起きている。 いろいろな理由が考えられるが、根本的には犬をつないだからだと思う。 多分犬をつなげと言った人は、軽い気持ちで「子供が犬にかまれる」と善意で主張したのだろうが、このような問題に発展しているのを、どう思っているのだろうか。
多額の費用をかけて、立派に整備された道路の車道と歩道の間の縁石の部分が、雑草に覆われているのが目につく。 車道を走っていて、雑草で歩道が全く見えないところが結構ある。 万が一、雑草の蔭から人間が突然、飛び出したとしたら、間違いなく交通事故になる。 雑草を処分する予算が不足だと、道路管理者側は説明をする。 除草剤を散布しろと提案すると、住民から苦情が来るという。 除草剤など人体に有害でも何でもない。 その証拠に、大量に農作物に使われている。
安全が証明されているから、使われているのである。
どうも、これらの問題は、善意から出ているのであろうと思うが、しかしながら、実態は人間が不便を蒙っており、生命の危険にさえ、あわされている。 問題は禁止しろと言った人は、何も負担もしなければ、責任を取ろうともしていない。