北ミサイル発射

北朝鮮がついにミサイルを発射した。　１月の核実験に続く暴挙であろう。　国連安全保障理事会の決議に背く、国際社会への重大な挑発行為である。　安倍首相は、発射を思いとどまらせようとして、米国や韓国などと連携して、北朝鮮に対しての圧力を強めてきたが、何の効果もなかったという事だ。　これは我が国にとって、極めて危険なことが予想される。　要するに、そう遠くない将来に、北朝鮮による核攻撃の現実にさらされることになりかねないからだ。　北朝鮮の現体制が「先軍政治」の継承と共に「科学技術の重視」を明確にしている以上、今回のような発射は、既定路線であり、国連安保理を舞台に制裁が強化されることなどは、織り込み済みだと考えられる。　中国を含む周辺国から非難されたとしても、自主路線を進もうとするのが、北朝鮮体制の本質である。　したがって北朝鮮のあの若い指導者が、国際社会との協調など、はなからを求める方が無理な話なのである。　話し合いなどという生ぬるい話は、まったく通じる筈などないのである。
約３年ぶりに発射された今回のミサイルは、ミサイルの分離、誘導では大陸間弾道ミサイルの技術の蓄積がうかがえるという。　沖縄県や特に石垣島の人たちの緊迫感は、我々の想像以上だったようだ。
それにも拘らず、東京では、大江健三郎や著名な文化人達がつくる憲法九条の会とかの連中が、九条廃止反対と叫んでいたようだ。　　この連中こそが、平和の恩恵を最も享受して、繁栄をむさぼってきた連中であろう。　この連中は、日本が外国から侵略された場合は、一切抵抗しないという。　おそらく彼らの意識の中には、無抵抗なら命は保証されるという、子供じみた甘えがあるのだろうと想像する。　しかし世界中で起きている現実は、強制収用、拷問、虐殺といった戦慄すべき事実が各地で起きているではないか。
北朝鮮が我が国に対して、数十発の核ミサイルを撃つ構えを見せたときに、そのすべてを迎撃することは不可能だ。　すべての国民の命を守るためには、ミサイルが発射台に据えられた段階で、攻撃して全てのミサイルを破壊してしまうしか方法はあるまい。　文化人たちはこの現実を見ない振りしているのか、または北のまわし者かのどちらだろう。

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