少年たちの夢
土浦市テニス協会と友好関係を結んでいる、韓国のコヤン市テニス協会のメンバーが花火見物かたがた来浦した。花火の人気は絶大でコヤン市からの人たちは、今年で三回目であるが、年々内容が充実し、変化に富んでいるのが素晴らしいと絶賛していた。コヤン市は人口が百万人を超えている大都市であるが、土浦の花火に勝るものはないという。お世辞でも嬉しい話である。
次の10月3日は、午前中土浦テニス協会のメンバーと懇親テニスを水郷テニスコートで試合形式で行ったが、李在紋が一緒なので、テニス界での彼の人気は、実に知る人ぞ知るで、大勢の市民も詰め掛けて一緒にテニスに興じる一幕もあり、はからずも市民レベルでの活発な国際交流が実現出来た。
その夜のホテルマロウドでの歓迎会の席上、土浦テニス協会の強化選手5名が両親と一緒に参加した。5名の選手たちは中学生が1人、あとの4名は小学生である。5名は将来の夢について大きな声で説明したが、5名とも世界のトップ3に絶対入るんだと目を輝かせて抱負を語っていた。彼らの実績は、関東の大会で3位以内に入った実績を持っているので、申コーチに言わせるとその夢の実現性は極めて高いそうである。関東で3位と言うことは、即全日本3位であると言うのである。
近頃、少年たちが希望に燃えて、将来の夢を語る等と言うことを久しく聞かなかったが、彼らは世界を夢見て厳しい訓練に明け暮れていると言う。久しぶりにすがすがしい空気に触れた思いがした。
李在紋は来年はウインブルドンに出場して優勝をねらっていると言う。申コーチに言わせると7割以上の確立で実現しそうだそうだ。この土浦から世界のトップ選手が複数誕生する可能性があると言うことは、実に素晴らしいことであり歴史的な快挙になるであろう。いずれにしろ少年たちの夢を語る姿を見て、近頃、味わったことのない興奮を覚えた。