霞ヶ浦の水質浄化

 本年9月を目指して、土浦港内のアオコを除去する作戦が、茨城県生活環境部を中心に展開されている。 アオコは多量の燐を含んでいる。 特に夏場は水温が上がるにつれ、アオコの発生が盛んになる。 アオコを除去することは、霞ケ浦の水質汚染の元凶である燐を回収することになるから、水質改善には大きな効果が見込めることになる。
設置しようとしている設備は、実験用であるが現在メーカーで建設中であり、日量一万トンのアオコを含んだ水をくみ上げて、アオコを回収すると同時に、水の中に含まれているいろいろな浮遊物質をも回収する。 したがって回収前の水と比較して、極めて透明度の高い水を霞ケ浦に戻すことになる。 日量一万トンのアオコを含んだ水が入れ替わることにより、どの程度、土浦港がきれいになるかはなかなか予測が困難だが、リンの除去による画期的な対策なので水質の向上は間違いないところである。 土浦港に隣接する地域に住む友人から、幾度となくアオコを何とかしてくれと言われ続けてきた。 アオコの独特な臭いに悩まされて、夜も眠れないと怒鳴りつけられることもしばしばだった。この設備は24時間稼働なので、夜間若干うるさいこともあるかもしれないが、我慢してくれと言ってある。いずれにしろ、みんなで協力しながらより良い環境を築いていくしかあるまいと思う。
この実験設備は、財源を森林湖沼環境税を当てることになっているが、一応、4年間を実験期間と位置づけており、その結果、その効果によってさらに能力の高いものにしていくことになっている。
土地改良組合のクローズド化、県によるアオコ除去等々霞ケ浦の水質浄化作戦は本番を迎えようとしている。