日本の歴史の偉大さ

 最近どうゆうわけか歴史ものを読むことが多くなった。 そして感じることは、日本という国は本当に凄い国なんだなあと今更ながら実感する。 
それは、5世紀から15世紀にかけての1,000年の間に日本の文学は、全ヨーロッパの文学をはるかに超えていた。 当時、まだアメリカは存在していないし、ヨーロッパの各国は土地争いの真っただ中で、王侯間の抗争が続いていた。
日本は、すでに十分に洗練された文化を持っていて、 例えば文化的洗練度の指標である文学を見ても、万葉集であるとか、古今集、枕草子、源氏物語、新古今集、方丈記、徒然草と数え上げればきりがない。 また江戸時代でも約300年にわたり、長期の平和を実現して、文化芸術の花を咲かせている。 江戸は百万を超える人々が住んでいたが、与力や目明しと云った警察官の数は数百人程度だったといわれている。 それで治安が保たれていて、庶民は家に鍵をかけるということはなかったそうである。
明治になると積極的に近代化に乗り出し、世界最大の陸軍国ロシアに勝利した。 第二次世界大戦には敗れたが、戦後廃墟の中から立ち上がり、アットいう間に世界第二位(現在は第3位)の経済大国にのし上がった。 世界最大の債権国でもある。 ここ20年近く不況が続いてなお、ヨーロッパのどの国と比べても比較にならないほどの経済大国として存在している。 この資源も何もない小さな島国がなぜ、これほど偉大な実績を残してきたのか。
これは日本人が古来から持っていた「国柄」が、素晴らしいものであったからであると思う。 
ハーバード大学の国際政治学者ハンテイントン教授は、その1990年代のベストセラー「文明の衝突」の中で、世界の八大文明の一つに日本文明を挙げている。
しかも日本文明以外は、多くの国にまたがるのに日本文明は日本だけのものと断言している。 
先人のつくり上げた日本文明のこのように優れた独自性を、子孫である我々はどう守りつづけるか、肝に銘じなければならない。