胡散臭い小沢一郎

野田首相が政治生命をかけるとして進めている消費税率引き上げに反発して、小沢一郎氏が民主党を離党した。 小沢氏はかって消費税率10パーセントを唱えていたことがあったのを覚えておられる人も多いはずだ。 1996年に小沢氏が出版した自著「語る」の中で公言している。 さらに小沢氏は所得・住民減税の先行実施を条件にしているが、苦痛を伴うことも、国民にはっきりいう政治家の勇気と見識を示したのだとも言った。 しかも「言わないことは政治家の怠慢だ」とも断言した。
だがしかしである。 今までそれがいささかも、実行に移されていない。 
小沢氏は、自著「日本改造計画」の中で、消費税率を段階的に10パーセントに引き上げるように主張している。 さらに細川政権を樹立した時も、「国民福祉税」の名目で、
7パーセントを強く主張したが、政権内で社会党の猛反対にあって断念した。
また不思議なことに、新進党時代には、党首選に出馬した際、自らの公約に「5パーセントへの引き上げ中止。10年後に10パーセント」を掲げている。 直後の衆議院選挙では、一転して党公約で「引き上げ反対」 だけを打ち出し、10パーセントアップは削除した。
最近では、自民党と大連立構想が浮上した際、仲介役の自民党の森元首相に対し「消費税率引き上げを言った方が選挙で負けるということを繰り返していたら、日本の政治は前進しない。社会保障、税制を含めて同じテーブルでやろう」と持ちかけたと森氏が明かしたそうだ。 しかしながら、09年の衆院選で、小沢氏は「任期中の引き上げはしない」と公約して政権交代を果たした。 
要するに小沢氏は、消費税率引き上げを主張しては、引っ込める。 消費税率引き上げ問題を、選挙戦術に利用しているだけなのである。 こんなふざけた政治家を、国民は選んでしまった。 更にまた小沢氏は「政治と金」の問題についても、いまもって国民に説明をしていない。政党助成金も含む政治資金で、都内一等地の不動産を次々購入している。沖縄の辺野古にも土地を購入している。 どう見たって胡散臭い政治家である。われわれの税金を使わせることに強い違和感を覚えるのである。 鳩山氏にしろ、管氏にしろ、小沢氏にしろ国民は大きな代償を支払ったものだ。二度と間違えないようにしないと国が滅ぶ。