プロ意識
野球やゴルフや相撲など、プロスポーツが隆盛を誇っているが、いくら才能があってもプロでの成功者には、なかなか成れないそうである。最近注目の女子ゴルフ、渋野日向子選手の練習熱心は有名だ。プレーが終わった後、ほかの選手が帰ってしまった後も、一人残ってパターの練習をしているそうだ。そういえば野球では、かっての長嶋選手、落合選手、王選手、松井選手は人知れず、とんでもない量の練習をしていたそうだ。人の目に触れないでの練習が共通しているのも興味がひかれる。
プロゴルフアー、ジャック・ニクラウスは「ゴルフアーとして才能があるのに、成功しなかった人はいるか」との問いに「山ほどいます。私より才能のある人は非常に多かった。これまで何人もそのような人に出会いました」と言っている。しかしうまくいかなかった人は、これまた非常に多くいたそうである。そしてその理由を、次のように説明している。
才能は、十分に有りながら、練習熱心でなかったことを挙げている。学び方を研究しない、自分のやっていることが分かっていない、もっとよくなろうと努力をしないと答えたと言う。
プロとしての実力を維持向上させるための、並外れた努力を知らねばなるまい。
我々自身も、仕事によって、生活の糧を得ている仕事のプロである。自分自身の能力向上に、日々努力する気持ちを失いたくないものである。