市議選が終わって
市議選が終わってみると、女性三人が上位で当選した。三人のうち二人は公党の候補者だったが、一人は無所属で、しかも事前の予想では、相当苦戦を強いられているという情報であったのにも拘わらず、高得票で当選した。女性政治家を期待する人たちが、かなりいるのではないのかと想像する。
しかしながら私は、本当のところ、日本の女性は、外で働くのが好きではないのではないかと思っている。それは誰も妨げている訳でもないのに、政治家になろうとする女性の少なさも、その一つである。
ある会社や、役所に電話した時の良くある話であるが、さんざん当方に用件をしゃべらせた挙句に「ちょっとお待ちください。今係と代わりますから」という事がよくある。分からないなら、最初から「少々、お待ちください。只今、係と代わりますから」と先に言えばいいのだ。
ある女性作家が、座談会か何かの時に言っていたが、最初から「あなたは、よく分かっている方ですか」と聞くことにしているそうである。そうすると大抵は「少々お待ちください」と云って引っ込む女性社員が過半数だという。また、デパートなどで売り場を聞いても、わからないことが多い。聞いた売り場がほんの3ブロック後ろに、あったりすることがよくある。皆、仕事に興味もなければ、プロの根性など全く持ち合わせていないのである。
そして、安倍首相が「女性が輝く社会」を掲げ、女性の積極登用を実践してきているが、ほとんど全部裏目に出ている。例えば、稲田防衛相の南スーダン国連平和維持活動の日程問題、東京都議選での失言問題。豊田真由子氏の元秘書に対する暴言問題、今井絵里子氏の不倫疑惑、松島みどり氏の「うちわ」問題。小渕優子氏の政治資金問題、そして今は、片山さつき氏の口利き問題等々。どうも、女性は政治家に向いていないと思っている。
今回、当選した女性議員が、どう期待にこたえられるような活動をするか、興味を持ってみてみたいと思っている。