原発の稼働

 各地で異常気象が起きている。 東北や北海道地方はもとより、四国などでも早過ぎる大雪の被害が発生している。 雪国の人たちは今から半年先まで、雪との格闘が続くのだろうか。 富山湾では謎の深海魚が続々と網にかかり、 夏には東京で大量の雹が降った。 また高山市では豪雨のため川の堤防が崩れ、駐めてあった車が次々と水に飲み込まれてゆく、ショッキングな映像がテレビに映し出された。 
北極の温度が上がったり、偏西風が蛇行して寒気が南へ下がっているために、その寒波が我が国へ影響を与えているという話だ。 急増するCO2が原因だという。
いま、日本は原発ゼロの状態が依然として続いている。 したがって発電量の9割が、火力発電という異常状態だ。 発電過程でCO2を出さない原発の再稼動を進めなければならないのは、火を見るより明らかなことである。
現在の再生エネの比率は、水力発電を除くと数パーセントにしか過ぎない。 しかも再生エネは発電コストが高く、料金上昇に直結する。
低コストで安定的に必要量を確保し、かつCO2排出を伴わないクリーンなエネルギーは今のところ原子力発電しかない。 今後の世界の趨勢は、原子力発電へと進んでいく。 
現在、年間160兆円に上る世界の電力投資需要は、20年後には200兆円に達すると予想されている。 世界で最も先進的で安全な原子力発電技術を有するのは、日本なのである。 日本の安全な技術による原発を世界に広げるのが、地球規模での原発安全対策なのである。
人間の生活は、電力と水と食料だけは、どんな異常事態が起きるかもしれないのだから、必ず十分に保有していなければならないことを、政治家たちはどう考えているのか。 コンクリートから人へと言っていた人たちは、今、電力も水も使わない生活をしているのだろうか。

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