川内原発再稼動

原子力規制委員会は、川内原発の再稼動に事実上のGOサインを出した。 地元の県議会も、再稼働の議案を賛成多数で可決した。 鹿児島県知事も再稼動やむなしという言葉を使って、再稼動を承認した。 
県議会の議事堂の傍聴席に陣取った再稼動反対派が、怒声を上げて反対している画面がテレビで放映されていたが、あの場所は特定の団体が独占するできる場所ではなく、まして大声をあげたリすることを禁止している場所のはずである。 この手の人たちは、自分たちに都合の悪いことには、ルールを無視するのが常だ。 首相官邸前でも、国家転覆罪で銃殺される心配もなく、のんびりと「反原発」「反秘密保護法」と叫んでいる。 歩行者にとっては邪魔な存在であるが、彼らは一向に気にしていない。 命の危険もなく安全を確約されているこの国は、本当に平和で素晴らしい。
原発再稼動を認めずに、原発ゼロということは、代替の火力発電や太陽光など、再生可能エネルギーの割合を大幅に増やす必要がある。 火力発電の燃料輸入が増大し(年間3兆円以上の増加)、企業の生産コストを押し上げ、産業の空洞化が進むことになる。 CO2の増加により、異常気象も問題なのだ。
原発をめぐって「推進か、反対か」という議論がすぐ起きるが、国民の多くはもっとバランスよく、経済合理性も含めた観点で電力問題を考えていると思う。 原発全廃で電力不足に陥り、計画停電が相次ぐような社会は誰も望んでいない。一方で100%の安全を追求し、電力会社に巨額の投資を求め、電気料金が跳ね上がる事態も避けたいはずである。
安全を確認された原発は、一刻も早く稼働させ、現行の高い電気料金を下げて欲しい。 

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