年中行事の意味
お盆休みも終わった。 子供の頃、蝉しぐれの中、家族みんなで墓参りした思い出は、かなり強烈に残っている。 日本には、753、お宮参り、お食い初め、端午の節句、成人式等の子供の行事や、7夕、お盆、お月見等の季節の行事等々、多彩な行事がある。 が、現代日本人にその行事の持つ意味が、正確に伝わっていないような気がする。
これらの行事は、季節に合わせてそれぞれ特徴はあるものの、その意味するところは共通しているように思う。 子供のこと、家族のこと、祖先のこと、食べるもの、気候、それらの安定安全を望む気持ちの中には、常に自分だけでなく、自分より他人をと云う、他者を思う気持ちが込められている。
つまり、もともと日本人は、利己ではなく利他を求め、他者と強調し自然を尊び、健康であることを、最高の価値観としているからなのではないかと考えられる。
対極にいるのが、管直人だ。 「国家のため」と云いながら、心の中では 「自分が首相である期間を出来るだけ永く」 と邪な気持ちを抱いていたのを思い出す。
滋賀県の女性知事だった人は、福井県の皆さんが、関西の人たちを助けるために原発を引き受けたのに、「こっちは30キロしか離れていない」とか言われて悪者扱いをされていたのも同じだ。