自動車運転免許証返納は困難

高齢者の交通事故の発生件数が増えているようだが、本当にそうなのだろうか。都市部の交通混雑圏内は増えているのかもしれないが、農村地帯は増えているとも思われない。高齢者の事故の内容をが報じられるが、多くは買い物に行くとか、病院に行くとかで、仕事に行くというのはあまり聞かない。都会であれば公共交通機関が整備されているのだから、買い物や病院に行くのは
これらを利用すべきであろうが、 農村地帯は、交通機関が極めて不便だ。従って、自家用車を利用しないと日常生活は送れなくなってしまうのが実情だ。
それよりも問題なのは、現在の日本の農業従事者の69パーセントが70歳以上である。これらの農業従事者が免許証を返納したら、日本の農業は壊滅してしまう。ご存じかと思うが、土浦市の特産物のレンコンの収穫時を迎えて、今、農家の人たちの作業の実態を見てみると、早朝、軽トラにレンコンを掘る機会を載せて水田に行く。堀った蓮根を軽トラに積んで、レンコンセンターに運搬する。全て軽トラがないと作業は不可能である。肥料や農薬を運搬する。耕作する機械類も軽トラで運ぶ。蓮根だけでなく、すべての農作業は軽トラを運転する工程がなくては農業経営は成り立たない。都会の便利な環境の中にいて、交通機関を使わないのと一緒に考えられる話ではない。農薬をの食料品の自給率は恐らく一桁台になってしまうであろうと思われる。
考え方はいろいろあろうが、我々一人一人が現実を冷静に見つめ、どのような行動をとることが国家の利益となり、かつ人間の真の幸せになるかよく考えなければならない。