年の暮れ

今年もあとわずか。年のせいとは言いたくないが、一年が飛ぶ矢のごとく過ぎてゆく。若い頃には、12月ともなると一年を振り返り、春先はどうだった、夏には何があったのと、時間の経緯をたどりつつ、思い起こしたものだが、いつの頃からはそうした時間の流れが,実感されなくなってしまった。確かにほんの一年ぐらい前の事でも、過ぎ去ってしまって思い出せない事が多い。
勿論、これは個人的な事情にもよるのであろうが、結構、若い人たちにも似たような感想を持っている人が多くいて、これは、どうやら我々の時代の、特質なのかもしれない。
ともかく、日々がさしたる深みも味わいもなく、しかも、ただ慌ただしく過ぎてゆく。
そんな中、思い起こしてみると年末近くになって、土浦市長選挙があって新人が当選した。これが今年のビッグニュースであろう。
賑わいを失って、まるで下り坂を転がり落ちるように、活性化が失われつつあった土浦市が、これを境に再び、坂の上の雲を目指して上昇気流に乗り、昔の賑わいを取り戻せるかどうか、多くの市民の関心事が深いと思う。いつにかかって、新市長の手腕の見せ所である。東京のような人で溢れるような活気ある街もいいが、京都のような落ち着きと、東北のような冷やりとした静まりを湛えている金沢の街並みもいい。