コンパクトシティ

コンパクトシテイという言葉をよく聞く。街づくりの専門家の間では、もはや常識となっているようであるが、日本語で云えば「集約型の都市構造」である。
今後の都市のあるべき姿として、
・人々がある程度集まって住み、そこに必要な都市機能を集中させることにより、
・道路や下水道等のライフライン、さらには教育、医療、福祉など、ハード・ソフト
両面の公共サービスを効率的に提供し、
・コミュニテイの再生、産業の活性化、都市経営の合理化を同時に実現しようという考え方である。
具体的な街の姿としては、
・拠点地区において、徒歩圏内に都市機能を集結させる一方、
・中心市街地や公共交通の沿線に住居を誘導する
・そして、拠点地区とその他の地区を公共交通を基本に有機的に連携させる
・また、水と緑の空間を戦略的に配置するといったものになる。
過去、空洞化する中心市街地を放置し、あまっさえ、いろいろな公共施設を郊外に移転することを進めた都市が、現在どのように悲惨な状態になっているか説明する必要もないだろう。土浦市の現状を見ると分かりやすい。従って、多くの人が集まる病院や、公共施設など、一旦郊外に移転したものについても、中心部に移すという事が最近の流れだし、それが有効な街づくりだ。
ただ、コンパクトシテイーの実現には、長い年月がかかる。その間には空き家が増え、人口密度が低くなることが懸念される。行政の強烈なリーダーシップがないと成功は覚束ない。
しかし、やり遂げなければ街は、限りなく崩壊が進んでしまうだろう。