街の灯りの素晴らしさ

以前にもこの欄で書いたが、京都の四条通りの明るさには目を見張る。アーケードの天井に、以前からの照明に加えて、直径50センチくらいの、大きな丸い照明器具が増設されていて、LED特有の強い光を放っている。真昼を凌ぐ明るさである。明るいという事は、夜の街を華やかに彩る。通行人も、実に活き活きとしているように見えるし、第一、安全性を強く感じることが出来て、歩いていて快適だし安心感がある。地元の人に聞くと、犯罪も激減したそうだ。
日が暮れてからの土浦の街は、あまりにも暗すぎる。中心市街地活性化委員会で、いろいろ検討している話は漏れ伝わってくるが、何よりもまず、夜の街の中の明るさを取り戻すことが先決だろう。商店街が活発だった数年前は、明るく健康的な通りだったが、ほとんどすべての商店がなくなってしまって、今は、暗くて安全上も問題があると思う。
土浦市は日本一、安全、安心な街を標榜しているのだから、明るさを取り戻すには、行政が乗り出すしかない。土浦二高の女生徒の安全の確保も急務だ。
土浦駅から亀城公園まで、今、話題の「スマート街灯」を設置することが出来れば、多くの人たちの興味をひくことにもなるし、観光にも役立つかもしれない。情報の普遍化が、物凄い勢いで進んでいる社会が現在の社会であるから、過去の事件や、事故の記録が、全て詳細な情報として記録され、いつでも、どこでも、誰にでも、アクセスできる社会であるから、この種の試みは面白いし、多くの人の興味を引くことになるのではと思う。
「スマート街灯」といっても、メーカーのよっていろいろであるが、まず省エネ型で、通信で街灯を一元的に管理するから、人通りがほとんどない深夜帯には、照明は減光される。自動車や歩行者などの動きを察知するセンサーや、カメラがついているから、防犯にも役立つ。通行人をカメラで捉え、その人物の映像から、どのような層の人達が、何曜日の何時ごろ多いかも分かる。
その人たちを対象にした、サイネージでレストランを案内するなど、ターゲットを絞った案内も可能だ。商店街の支援活動にもなる。このような街灯を設置することによって、街の雰囲気も作れるし、同時に地域の生活や仕事を支えることもできる。「スマート街灯」を採用している地域は、まだ少数だと思うので、他に先駆けて設置することで、話題性にも有効であろうと思う。