農業環境の整備のスタート(1)

土浦土地改良区管内の水田のうち、虫掛地区の約40ヘクタールが、茨城県知事より、県営土地改良事業調査計画実施決定の通知を受けた。勿論、虫掛地区維持管理委員会が要望したものではあるが、特に、本地区は水田としての基盤整備事業がなされていないために、耕作不能の状態が長く続いていた。要するに、機械化が進んだ現代の農業形態としては、農道もない、水路もない、という水田では、耕作したくてもできないということで、6割以上の農家が長年にわたって、休耕していたのが実態だった。
水田の作業には、どうしたって整備された道路と、安定的に水を供給する給水路と、水を排出する排水路が絶対条件である。耕運機を水田に入れて耕作する作業と、実った農産物を運搬するための道路がなくては、不可能だし、蓮根にしろ、稲にしろ、豊富な水が必要である。
本地区は、常磐高速道路や、桜川に接しており、水田に必要な充分な水の確保等については、特に恵まれた都市型農業地区として、注目を集めている地域でありながら、年々荒廃が進み、全体の約6割~7割が、耕作放棄地になって、荒れ果てた草原になっていた。
国、県ともに、農業を成長産業としての位置づけしており、予算付けも積極的に行われている。
従って、国、県の予算を獲得し、整備にかかるためにこのほど関係者が立ち上がって、地域ぐるみで基盤整備事業の実施に取り組もうという事になったのである。この事業は、困難を伴う事業で、関係者全員の同意を得ないと進められない。従って、役員の皆さんには、相当な困難が待ち構えているとは思うが、何としてでも事業を成功させて、見事な水田地帯を実現し、近代的な農業環境を整備し、儲かる農業を目指してもらいたいと思っている。
次回は木田余地区水田の水の供給、排水ラインの整備事業について。