居住環境をきれいに

一昔前までは、どこの家でも家の前の道路を箒で掃いてきれいにしていた。 従って、町中が実に清潔感あふれる環境だったのを覚えている。
私たちは、刻々に変化する時代の流れの中で、たがいに深いかかわりを持って、共同生活を営んでいる。 そんな中で、もし誰かが他人のことより、まず自分の事といった生活態度をとったしたらどうなるか。 家の前のゴミさえそのままという事になったら、 隣近所の生活環境は最悪になるだろう。 やがて共同生活は破綻をきたし、個々人の生活基盤も崩れ去ってしまうことは明白である。
私たちの暮らしや社会は、長い歴史の中で、行きつ戻りつ、少なからぬ犠牲を伴いながらも、着実な向上発展を遂げてきた。 その大きな支えになったのは、その時々を生きた先人達が、将来に備えて、今為すべきことをなしたこと、自分のことだけでなく他のため、全体のために尽くしてきたからだ。 やがて初まる、新年度の国の営みに大切なのは、政治家はもとより、お互い国民一人一人が、共同生活の発展に欠かせない、基本の態度、精神をしっかり取り戻すことが必要だろう。
まずはみんなで、足もとの町内をきれいにしようではないか。 自分の事も大事だが、他人のことも大事なのである。

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