市街地中心部に人が集まる仕組み〔2〕

国土交通省は中心市街地において、公益施設〔医療施設、社会福祉施設、教育文化施設、地域交流施設等〕を含む建築物の整備等を支援することにより、いきいきと生活できるまちなかを再生するとして、その目的に合ったものについて4割の国費を負担するとしている。土浦市は新治村と合併してすでに5年を過ぎた。合併することのメリットである合併特例債対象事業期間は残り4年半しかない。このままの進捗状況ではとても達成できまい。せめて市庁舎だけでも合併特例債に加えて、4割の国からの交付金を使わせてもらって整備し、中心市街地の賑わいを取り戻したい。
最近、「コンパクトシテイ」という言葉をよく聞く。まちづくりの専門家の間では、もはや常識となっているようであるが、日本語で言えば、「集約型の都市構造」である。 
コンパクトシテイ〔1〕
今後の都市のあるべき姿として
  ・人々がある程度集まって住み、そこに必要な都市機能を集中させることにより
  ・道路や下水道のライフライン、さらには教育、医療、福祉など、ハード・ソフト両面の公共サービスを効率的に提供し、
  ・コミュニテイの再生、産業の活性化、都市経営の合理化を同時に実現しようという考え方だ。
具体的なまちの姿としては、
  ・拠点地区において、徒歩圏内に都市機能を集積させる一方、
  ・中心市街地区や公共交通の沿線に住居を誘導する。
  ・そして、拠点地区とその他の地区を公共交通を基本に有機的に連携させる。
  ・また、水と緑の空間を戦略的に配置するといったものになる。
過去、空洞化する中心市街地を放置し、あまっさえいろいろな公共的な施設を郊外に移転することを進めた都市が、現在どのように悲惨な状態になっているか説明する必要もないだろう。
全国的に見れば、多くの人が集まってくる市役所、病院等の施設については、石にかじりついても中心部に残す。さらには一旦郊外に移転したものについても頑張って中心部に戻すということまでやるのが最近の流れだ。中には、隣接する国の施設を別の場所に移転させて〔わかり易く言えば、追い出して〕まで、市民病院の現地建て替えにこだわった某市長もいる。