つくば市との合併について(3)

土浦市民にとって衝撃的な数字がある。

都市名/年H27H63(社人研推計)
土浦141,286人117,737人ー17(%)
つくば222,773人235,590人+6(%)

昨年日本創成会議から 「消滅可能都市」 等の指摘がなされ、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。 が、土浦市が現実にこのような厳しい状況にあるとは、おそらく多くの市民は想像もしていないのではないだろうか。 街の中心部はもとより、周辺地域も含めて、商工業の停滞等による経済の失速に加え、建物の老朽化と街のスラム化が著しい。
中心部に空き地が増え、そこが駐車場と化し、その駐車場も数が多過ぎるためか空きが目立つ。 街の活気を奪うこと甚だしい。
このような現実を踏まえて、確実に人口の減少が見込まれる中、持続可能な街づくり、住民サービスの向上、行政の効率化などの観点から、つくば市との合併はどうしたって急いだ方がよい。
具体的な合併構想が進めば、周辺の市町村からも合併に加わるところが出てくることは間違いない。
結果的におそらくは50万を楽に超える大都市に生まれ変わることになる可能性が大きいのである。
21世紀は、都市の世紀になると言われていた。 どこの国を見ても、産業構造は第一次産業から第二次産業、第三次産業へと移行していく。
そして第3次産業の従事者は、そのほとんどが都市に住む。 であれば、富は都市で生まれることになる。
集積は力を生む。都市部で稼いで、その富を周辺部の公共施設や、設備の整備に回す、という発想を持った方がよい。
より大きな市町村の誕生が、地域の存在感や格の向上と地域のイメージアップにつながり、企業の進出や若者の定着、重要プロジエクトの誘致にも、プラス効果が期待できる事になるのである。

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