地球的規模の環境問題

 地球を取り巻く大気は連続的に続いており、七つの大洋も地球の表面でつながっている。 
したがって、事務所の部屋から漏れる一服の煙草の煙は、遠くロサンゼルスに住む人の肺がんの原因になるかもしれないし、家庭から排出された汚水が南太平洋のサンゴ礁の発育に影響を与えているかも知れないなどと、ぼんやり考えていたらそれが現実のものとなった。
中国の大気汚染である。 北京市が特に酷いようで、報道では天安門広場は大気汚染で霞んでしまって、まるで「動物実験のよう」と形容されている。 微小粒子状物質「PM2.5]による大気汚染がすさまじくて、 北京に一日滞在すると、煙草を21本吸ったのと同じ計算になるという。 PM2.5は日本列島にも飛来し、福岡市などでは国の基準値を上回る観測をしたというから、迷惑千万な話であるとあった。
中国ではガソリンの品質基準が、硫黄の含有許容量で150PPM以下のレベルで、これは欧州や日本の基準の約15倍にあたり、深刻な大気汚染の主要な原因となっている。 したがって今月から欧州・日本と同等の10PPM以下にすることに義務づけたようだ。
いずれにしろ迷惑な隣人をもったものだ。 尖閣問題にしろ、大気汚染にしろ、「ごろつき国家」との関わりは、強力な抑止力を持つしか手がないことを、覚悟するしかあるまい。