日中友好は望めまい

 中国の対日姿勢は明らかに常軌を逸している。 尖閣諸島の領海のみならず領空まで侵犯している。 この国は本当に日本との「友好」を心がけているのだろうか。 きわめて疑問である。
 中国は、過去にも「靖国」をめぐる尊大な内政干渉をはじめ、原潜日本領海侵犯の際の横柄な対応、日本の排他的経済水域直近のガス田掘削についての応対、尖閣諸島沖での漁船体当たり事件等々、首を傾げる事例は枚挙にいとまがない。また中国各地に造られている戦争記念館の類の極端な反日展示にも、友好を深めようとは逆の気配を感じる。
インターネットの反日サイトに踊る日本への罵詈雑言も、ドギツさといい、品のなさといい、ひどいもののようだ。こうした反日デモンストレーションによって、国民が不断にマインドコントロ-ルされている限り、日中の長期円満な関係は、到底、期し難いと考えるのが至当である。
しかも、今日の日本には、中国に媚び阿るだけの「親中派」はいるが、中国に苦言や忠告を呈することも辞さぬ、真の親中派はいない。 
しかしながら国民の多くは、いずれ真実が分かる時が来る、信実を語れる時が必ず来ると思って耐えてきた。 
そうゆうなかで今回行われた衆院選で、自民党が圧勝をした。 「強い日本を取り戻す」という安倍自民党総裁の公約を、多くの国民が支持したのだと思う。 
国家間を喪失させられてしまった現在の日本と、日本人(特に政治家)が再生するためには、民族としての歴史の連続性を回復することが急務である。 尖閣諸島をめぐって中国は歴史問題を用いた対日攻勢を強めている。 一刻も早く我々は、正当な歴史観を回復させないと尖閣は中国に侵略されててしまう。 理由は中国の姿勢が国連演説をはじめ公式の席上で、「日本は日清戦争末期に尖閣を盗んだ」と主張している。 尖閣の問題を、歴史問題に強引に接続させ合理的に日本領土を奪おうとしているのである。
中国に正義や法冶を求めても、ほとんど意味をなさない。 我々が一日も早く覚醒するしかないのである。

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