民主党議員の勘違い

民主党の小沢一郎前幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第一検察審査会は、不起訴処分となっていた小沢氏について「不起訴不当」と議決したと新聞各紙が報道した。
一般国民の多くは「起訴相当」と思っている人が大半だろう。しかし、それより到底見逃せない大きな問題は、検察審査会に対して民主党の複数の議員が圧力をかけていると言う事実である。
今年4月に、第五検診が小沢氏に対して「起訴相当」との議決を出した直後、民主党の辻恵副幹事長が検察事務局に審査手続きの説明を求めていたことはまだ記憶に新しい。さらに他の民主党議員から審査制度見直しの動きや審査会への説明要求等も起きている。その上また、今回は審査補助を担当した弁護士を執拗に批判したらしい。担当弁護士が所属する弁護士会関係者は「政界関係者から問い合わせが何回も・・・」と言葉を濁しているようだ。その影響のためか審査補助員になり手がいないと言う状況になっており、審査が遅れる原因になっているとか。
本来、公平であるはずの審査機関に対して、己の思うようにならないと言って圧力をかける政治家がいるとはとんでもない話である。法を犯すことにならないのか大いに疑問を感じる。
そういえば今年の一月末にも、小菅の東京拘置所にいる小沢氏の秘書石川知裕議員に対して、当選同期議員を中心とした33名が署名した激励文を届けたことがあった。石川議員は東京地検特捜部の調べに対して、政治資金収支報告書に故意に虚偽記載したことを認めていたのにである。その罪状を軽視し、無邪気に「待っている」と書く軽い議員らが国会を闊歩している。この程度が民主党議員たちのレベルなのである。
中国の明代の学者、呂新吾は、その著書「伸吟語」のなかで、第一等の人格として「深沈重厚」を挙げている。「聡明才弁は第三等の資質なり」とある。頭が良くて才能があり、弁舌が立つということは、その程度の資質しかないと言う意味である。
民主党の2代続く総理大臣はよく心したらいい。