夜の中心街の暗さ

 昨夜17時30分ごろ所用があって、中央一丁目付近から土浦駅の方角に向かって歩いた。 勿論、歩道の上であるからアーケードの下を歩くことになる。 驚いたことに、街の中心部であるにも関わらず真っ暗だ。 多分土浦二高生と思われる女子学生の集団が、賑やかに通り過ぎたが、この暗さでは恐らく女一人では不安で歩けまい。 市も会議所も「安心、安全」と呪文のように唱えているが、実態はあまりにもお粗末だ。
暗さの原因は明確で、営業している店なら中の明かりが歩道を照らすが、営業していないから店の中も外も暗い。 シャッター通りとは、かくも暗いかと思うほど味気なく暗い。
さらに何故か外灯も消えている。 わざと点けていないのかなと頭をかしげてしまう。
アーケードの天井の照明は、スイッチを切ってあるのか点灯していない。 これでは買い物客など期待できるわけがない。 それよりも街としての機能を完全にも失われてしまっている。 このような状態のまま中心商店街を放置して置くという事は、関係者の怠慢以前の問題で、感性の欠如ということであろう。
また街なかの暗い原因として福島原発事故以来、東電が節電を呼びかけていることもあろう。 暗い夜道の防犯対策は、まず何をおいても明かりである。防犯対策をおろそかにして夜間に節電をするというのは本末転倒でもある。
節電の目的は、昼間のピーク時に使われる電力量を減らして大規模停電になるのを防ぐことにあるはずだ。 ピーク時でもない夜間に無理して節電してもあまり意味がない。
節電は不要だとは言わないが、効果の薄い時間帯に「安全」を犠牲にしてまで実施すべきではない。明るいそして安全で、安心してみんなが歩ける環境に一刻も早くするべきだろう 。 

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