市街地中心部に人が集まる仕組み〔8〕

先に指摘した土浦市中心商店街のど真ん中である中央一丁目「旧祇園町」の一角に、現在検討を進めている市庁舎を建設する必要性を述べた。国も4割の国費の負担を約束してくれている。絶好の条件が揃っていると思う。
ご存知のように市役所には一千人を超える職員が勤務している。さらに毎日市役所を訪れる人は、2千人を超えるといわれている。合計三千人を超える人数が毎日中央一丁目を中心に行き来する。そうなれば土浦駅前から亀城公園あたりまでの賑わいはたちまち復活する。
職員の駐車場は、付近の民間の駐車場を個人的に契約して利用してもらう。駐車場経営者は、契約するに当たっては、借主が安いと感じられるぐらいの料金設定のための努力をしてもらう。職員は駐車場と市役所との間を徒歩で往復するから、出退勤時の人の往来は活発だ。
庁内に食堂は作らない。周辺の食堂を利用してもらう。そうすることにより商店街も息を吹き返す。
土浦駅前にあるイトーヨーカドーは、土浦商店街にあって重要な商業施設である。特に、食料品については極めて好評で多くの消費者に支持されている。したがって皆で盛り上げる必要があると思う。最近イトーヨーカドーに土浦市役所をと唱える人がいるようであるが、その発想は残念ながら当を得ていない。
中央一丁目地区の今の貧困な商業施設を現状のままにして、駅前の商店の集積までなくしてしまったら、土浦駅前から亀城公園までの間に充実した商業施設はまったくなくなる。それは絶対に避けねばならないだろう。
由来若者が集まらない街は滅びる。周辺で唯一若者が集まる場所といえば、イトーヨーカドーしかないのにである。
土浦駅前のイトーヨーカドーを中心に大勢の人々が歩き、中央一丁目に市役所関係者が行き来することを想像してもらいたい。

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