発想の転換

コロナが容易に収まらない。東京では連日50人を超える感染者が発生している。小池東京都知事の無作為もあるが、発生者の傾向を見ると、夜の街が大半のようだ。そこをつぶせばいいと思うのだが、多分、東京都は財政的余裕がなくなってしまったのだろうと推測する。
コロナ禍は、人が集積する都市の在り方に大きな影響を与えた。これまでの日本の都市作りは、住宅、商業、オフイス、工場団地等、目的ごとに作られてきた。これは、住民の日常生活や、企業の経済活動の効率化を目指していたからである。その結果が、人々を住宅からオフイスに至る大移動をもたらしたが、今回のコロナ対策により、ある程度の仕事はテレワークで十分対応できることが立証された。従って、今後の街づくりは、従来の考え方を根本から考え直さなくてはならないだろうと思う。
そこで問題は従来の発想を変える必要がある。
物事に対してどのような意識をもって、またどのような考え方でアプローチするかは重要なことである。創造性開発についてもこのことは大変重要なことであって、従来と違った考え方でアプローチをしなければならない。創造性に対する基本的な考え方は何か、多角的なものの見方、考え方、発想の転換、常識の打破、非まじめのすすめなどをあげることができよう。
正しいものは唯一つ、丸い一円玉は円形でしかないというような考え方は、創造性開発においては正しくないのである。丸い一円玉も見方を変えれば四角にも見える。社会通念、常識に従って物事を判断し行動すること、人間は誠実、まじめをモットーとして生きていくべきことは改めて言うべきことでもない。ところが、創造性開発においては常識の壁を出ず、まじめ一辺倒では困るのである。また、物事の純粋性だけを求めてもまずい場合もある。純度を問題とする金属物質ですら、純の中の不純があったほうが良いという。純の中の不純などという難しいことを持ち出すまでもなく、アルコールをブレンドしたものを、うまいうまいと飲んでいるし、その酒をカクテルにすればさらにおいしい。
要するに発想の転換が必要なのだ。ある一流会社の社長の健康法で感心したことがある。その社長は週2~3回早朝車の洗車、清掃を励行しているという。車の洗車、清掃は背伸びしたり、かがみ込んだり、腕を伸ばしたり、時には車体の下に仰向けになったりで全身運動になるという。早起きし、全身運動を行い、おまけに愛車はピカピカ、その上洗車代はかからないときては、それこそ、一石三鳥、4鳥である。高額所得者が自分で洗車、清掃するなどは常識を逸脱しているかもしれないが、金で買うことができない健康を手に入れる発想転換の賜ではないか。また、ゴルフ上達法は何も練習場に行って、高い金を出してボールを打つだけではない。早起きして、毎朝50回ぐらい素振りすれば、たまに練習場に行くより効果があるそうだ。更にグリップを強くしたい人は奥さんの手伝いをして、拭き掃除をすればよい。グリップの感じは雑巾をぎゅうと握る感じと同じというではないか。
これからの街づくりは発想の転換なくしては、絶対に達成できない。国は、人工知能のAIやモノやサービスがネットにつながるLOTなどを駆使し、エネルギーや交通・インフラの効率的利用、災害時の避難などに役立てる街づくり「スマートシテイ」に力を入れるという。従って、国に先んじて、そうゆうものを先取りした、新しいものを創造するという事が重要だ。そのためには、明確なプロジエクト、テーマを定めなければならない。そしてそのプロジエクト、テーマは四六時中、頭から離れず、寝ても覚めても考え続けるようなものであるべきなのである。