タイとマグロはどっちが長生きか

「タイとマグロはどっちが長生きか?」。 正解はタイだそうだ。 理由はタイはマグロより運動量が少なく、従って消費する酸素の量も少ないからだという。 マグロは海洋を豪快に泳ぎ回っているから、体も丈夫そうに見える。 それに引き換えタイは近海をゆっくり泳いでいるだけだから、運動不足かと思うがさにあらず。 魚も人間も、酸素をたくさん消費すると体の中の脂質が酸化し、錆び付いた状態になるのだそうだ。
体の運動疲労と心の運動疲労は全く別のものだろうが、「過労死」の問題を最近多く耳にする。 これは一般論だが、過労になるほど仕事のできる人は、会社がむりやり酷使したというよりも、自分から進んでやってしまう事のほうが多いのではないか。 旺盛な責任感と、働き盛りの体力への自信があるのだろう。 現役時代を振り返ってみると「仕事がメシより好き」という人間は決して少なくなかった。
「カローシ」(karousi)は今や国際語になったが、体調を回復させようとして、過激なジョギングなどに凝るのはかえって命を縮めるもとになると思う。 休日の遠出レジャーも同様だろう。 遠洋をゆくマグロの行動力もいいが、時には近海にすむタイのゆとりを学びたいものだと最近つくづく思う。

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