都知事に都政なし

鳴り物入りで都知事に就任した小池東京都知事だが、就任以来何かをやってきたかと考えてみると、目に見えるものは何一つないのではないか。 浮かんでくるものと言えば、小池新党を作り都議選に臨むとか、オリンピック会場変更とか、豊洲移転の延期とか、自民党との対決とかばかりで、都民のための効果的な政策の遂行は今のところゼロだ。都民フアーストを唱えながら、都民のための政策がない。 豊洲問題やオリンピック会場変更不発に費やした時間と経費は莫大だ。
新聞の投書欄に最近はさすがに、都知事に対する不満が数多く出始めた。
代表的な物を紹介する(原文)
Ⅰ、東京・築地市場の豊洲移転を巡り、都議会の百条委員会で証人喚問が行われた。豊洲の土地購入の経緯や責任の所在を明らかにすることは大切だ。だが、当時の幹部を追及しても、核心部分は「記憶にない」で終わり、真相の究明は難しいのではと感じている。 豊洲移転には、既に莫大な税金が投入されている。 食の安全・安心の観点から、、土壌汚染対策はきちんと行って欲しいが、問題をクリアしたのなら、速やかに移転を決断すべきだ。夏の都議選まで先送りしてはならない。
2、ダムの内部には、急勾配の階段が張り巡らされ、本体のひずみや継ぎ目からの漏水などをチェックする作業空洞となっている。 こうして常に内部を監視することで、危険を察知し対策を打つ。 長年の積み重ねられてきた土木技術者の知恵と言っていいだろう。 東京の豊洲市場移転問題で、建物地下に設けられた空洞が「当初の土壌汚染対策と異なっている」と悪者にされているが、技術者から見れば実に滑稽だ。 この空間は検査のための作業空洞となり、工事費の抑制にも役立っている。建設・土木の知恵の結集ともいえるのに、それが全く都民には伝えられない。 専門家も「土壌や水質に問題はない」と言っているのに、小池百合子都知事はいつまでたっても移転の是非を決断しようとしない。都民の不安をあおり、ちゃぶ台をひっくり返すことが「都民フアースト」なのか。一日も早く豊洲移転を決断すべきだ。
気がかりなのは、7月の都議選を意識した政治的な思惑が先行していることだ。選挙にらみのパフーマンスよりも、都民の視点に立った建設的な議論が必要なのではないか。