舛添知事の狡さ

舛添知事の公私混同は、いくらなんでも度が過ぎる。 知事として海外出張をフアーストクラスで行ったというが、東京都知事だからという話はわからなくもない。 しかしビジネスクラスでも快適さはそうは変わりはない。 但し料金はとんでもなく違う。 少し前のことであるが、東京~ロンドン間で、搭乗券プラスでビジネスクラスが73万円、フアーストクラスが171万円した。 大勢の随行職員はどのクラスで行ったのだろうか。 気になるところである。
ホテルも高級ホテルで、5万円程度で結構いい部屋に泊まれる。 自分の腹が痛まないから、フアーストを使い、超高級な出張をしたのだろう。 たかリ根生丸出しである。 よほど金に困った人生を送ってきた人なのだろうと想像する。
家族と宿泊したホテルの料金を政治資金で払って、臆面もなく会議費だと言い張る。 家族と同伴して、自宅近くのてんぷら屋での食事代も会議費。 文房具店での絵画や書購入も資料代。 ほとんど毎週末、遠距離にある別荘までの公用車利用。 運転手の出張費も年間50回ともなると莫大だ。 すべて税金である。
想像に絶するずるい人である。 最近、地球を五周したほどのガソリンを使った某国会議員、元県議会議員の号泣等々、激しい無力感に襲われる人が多いのではないだろうか。
頻発する公人、あるいは社会的地位の高い人々の問題に共通するのは、事件を起こした当事者達の幼さだ。 責任ある人の幼稚な振る舞いが通る社会は、皮肉にも成熟した社会なのかも知れない。
現代の価値観に従って、多くの人は、自分の権利と利益の追求だけで育ってきた問題に、率直に向き合う事が必要だろう。 他人や他を思いやり、人に譲り、時に自分の利を棚に上げる。 そのような潔さ、つまり大人の流儀を学んでこなかった公人問題というのは、一人一人の大人にとって、人ごとではないのである。